2005年03月30日

●源頼朝●〜頼朝像〜

京都・神護寺には、藤原隆信(たかのぶ)筆といわれる平重盛源頼朝藤原光能(みつよし)の三画像が現存します。
最も有名なのが頼朝像で誰しも一度は教科書などを通して見たことがあり何の疑いもなくこの画像が頼朝であると考えられてきました。これにより、画像に見られる端麗・厳粛な気品ある風貌が頼朝のイメージとして我々の脳裏にぬぐい難い形で付着してきました。しかし、実際は画像の何処にも像主が頼朝であるとは記されておらず確証はありませんでした。


近年、この頼朝像を再検証した結果、14世紀中期に製作された妙智院蔵の夢窓疎石(むそうそせき)像との表現方法の共有が見出されました。そのうえで、神護寺の記録の中に手がかりを探しだし、ついに神護寺にexclamation足利尊氏直義(ただよし)の二画像を奉納したことを記す足利直義の願文(がんもん)に逢着し、それを根拠にそれぞれを現存の重盛頼朝像にあてはめました。

この我々の脳裏にある頼朝像が実はexclamation足利直義であったとは何とも驚嘆のごとしです。

yoritomo.jpg
ニックネーム ちこりん at 12:31 | Comment(5) | TrackBack(1) | ●源頼朝●
この記事へのコメント
歴史の教科書に載ってました!
歴史の教科書は明らかになるたびに
改定しなければいけないところが大変ですね。
再検証する上での技術も計り知れないものなのでしょうか。
歴史にはロマンがありますね。
Posted by ダージリン at 2005年03月31日 18:33
>ダーさん
いつもカキコ有難うございます♪

ロマン!いいですね〜♪
時代と共に技術の方も高度化しているので再検証して新たな発見ができるのでしょうね〜♪

ちなみに切手にもありますね、この像♪
Posted by ちこりん at 2005年03月31日 21:21
こんにちは、過去記事ですがトラバさせていただきました。

なるほど、夢窓疎石像と共通する表現方法なんですね。
「証拠」を聞くと足利直義像なのかなと思いますが、やっぱり頼朝であって欲しいという思いもなきにしもあらずです(^^;
文献等で描かれる頼朝のイメージと、とても合ってる気がしますよね。
Posted by gungnir25 at 2005年06月19日 18:44
>gungnirさん
御訪問とTB&コメント有難うございます♪

私も鎌倉殿=この像 がイメージとしてかなり強いので文献度外視で鎌倉殿はこの像であってほしいです♪なにか沈着冷静なフインキがこの像にも感じられるますし♪
Posted by ちこりん at 2005年06月19日 21:41
よかったよ
Posted by 佐々木晴菜 at 2009年10月28日 15:16
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肖像画の謎
Excerpt: 義経展のところで少し書いた、頼朝くんの肖像画のことですが、一応簡単にまとめてみますと。「源頼朝像」(これね)は、現在京都の神護寺に所蔵されています。ここには平重盛と藤原光能(平安末期の貴族。大江広元の
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Tracked: 2005.06.19 18:36