軍記類などで強調されるのは、これら京方武士たちに共通する反北条氏の意識です。
例えば『承久兵乱記』では、藤原秀康、三浦胤義、仁科盛遠、佐々木高重らの名を挙げ、
「これは皆、義時を恨むる者ども」だとしています。このうち、胤義は秀康に京方参加の誘いを受けた時、その妻が先に嫁した頼家と、その子の栄実とをともに北条氏に討たれたことから、北条氏に対する恨みを抱いていることを告白しているようです。
また仁科盛遠は子供を連れて熊野詣をしている途上で後鳥羽と出会い、子供が美童であったことから後鳥羽の西面に召されることとなり、その縁で盛遠自身も西面となりましたが、これに対して義時が関東の恩を受ける身で院への奉公は心得ないことだといって恩領二ヶ所を没収したので、義時を恨むことになったと言います。
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2006年11月01日
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