2007年12月16日

名執権への賛辞

南北朝時代初期にできた「本北条九代記」という史書は、執権泰時の死をはなはだしく悼み、下記のような大賛辞を捧げています。

惜しむべし歎くべし。末世にたぐひなき賢者として、国家の棟梁政務の亀鏡、その仁恵はひろく四海に蒙り、その廉情はあまねく一天に渉りて、徳をおさめ道をおこなひ、靡かぬ草木もなかりける・・・・・

この文から泰時が、当時どれほど理想視されていたか・・・よくわかりますね♪


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ニックネーム ちこりん at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■この時代の著作物■

2006年05月19日

この時代の著作物(3)

1『方丈記』
鴨長明著。建暦二年成立。随筆。

京都南郊の日野山に隠棲した著者が、仏教的無常観にもとづき、自分の省察したり、種々実例をあげて人生の無常を述べています。
簡潔・清新な和漢混交文で書かれていて、中世隠者文学の代表作とされています。



2『摧邪輪』
三巻。明恵高弁著。建暦二年成立。

同じ年の九月に版行された法然の主著『選択本願念仏集』を読み、それに論駁 ・非難を加えたもの。旧仏教の復興に尽力し、その代表作を自認する立場から、法然への舌蜂は鋭く厳しいものとなっています。


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2006年05月18日

この時代の著作物(2)

1『近代秀歌』

藤原定家著。承元三年成立。歌論書。将軍実朝の作歌指導書として書かれました。
当時からみた近代歌人のの秀歌をあげ、詞は古きを慕い、心は新しきを求めるべきだと主張しています。


2『喫茶養生記』

二巻。明庵栄西著。建暦元年に成立し、建保二年修訂を加えられました。
諸病の原因を説き、それに対する茶の仙薬としての効能や製法などを述べています。医書として書かれましたが、のちには茶人にも珍重され、喫茶の風習定着に貢献しました。


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2006年05月11日

この時代の著作物(1)

1『古来風体抄』
二巻。藤原俊成著。建仁元年成立。歌論書。
『万葉集』から『千載集』にいたる和歌の歴史を通し、秀歌の基準を論じています。式子内親王の求めに応じて著わされました。


2『無名草子』
著者は藤原俊成かその娘と言われていますが不詳。建仁元年までに成立。『源氏物語』ほかを批評した現存最古の物語評論です。


3『七箇条制誡』
法然著。元久元年成立。七箇条起請文とも言います。延暦寺衆徒のおこした専修念仏停止運動に対して、法然が教えに違背しないよう門徒たちに署名させた起請文。

4『日本仏法中興願文』
明庵栄西著。元久元年成立。我国仏教界の現状を慨嘆し、その刷新を説いています。当時すでに二千人の門徒、一万人の孫葉が全国にいたと記されています。

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ニックネーム ちこりん at 01:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■この時代の著作物■